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『GRISAIA Phantom Trigger』 Vol.1,2

防弾制服17
孤児だった頃からの姉妹同士が因縁の対決とか、物語の序盤から飛ばしてくれる。絵的には
大食いでガサツな性格のお陰で、全然美少女ではないけど、がっつりアクション多めなのは
かなり興奮する。バトルものはこうでないと。(※制服は防弾製です。)


なかなかに面白い。
エロなしでも十二分に熱くなれる、
けっこうなアクション作品だろう。


こんにちは、前回の『新妻ラブリケ』は、せっかくの良作を一個人の力で全てを台無しにして
しまうんだなぁと、あらためて組織の代表となるべき資質を考えさせられた気がします。
そんな中、「萌えゲーアワード2016年度」の作品賞が発表されていました。
でも、ユーザー支持賞も合わせて、大賞が『ワガママハイスペック』かぁ。
やたら賞が増えているし、各メーカーに満遍なく賞を振ったといいますか、皆で手を繋いで仲良く
ゴールといいますか、総花的なものを感じます。

『ワガハイ』は何となく流行っているものを繋ぎ合わせて作りました的な、制作者の個性を感じなかった
のです。いもさらだだか、かきふらいだか知りませんが、原作と原画が一度も顔を合わせないで商業漫画
制作とか、上っ面な努力しかしていない気がして、あまり面白みを感じなかったのです。
小説の直木賞とかもそうですけど、実力より、芸人だからとか10代だからとか、販売戦略上の口実として
賞を割り振っている気がして、ユーザー目線でない選考レースは、いずれ価値を無くすと思います。
こんな、業界の都合で決める萌えゲーアワードなら、批評空間のランキングの方が遥かに正確だよ。

防弾制服06
第二巻では、美浜学園とは別の学園からの工作員も登場。双子の姉妹で戦いに挑むとか、コンビとしての
会話の掛け合いのテンポのよさといい、美浜学園のメンバーとは別視点で描くというのは、旧『グリザ
イアの果実』とは、また違った面白い展開だ。


そんなわけで、萌えゲーアワードの主題歌で金賞となった『ISLAND』を有する、フロントウイング
の新作、『グリザイア ファントムトリガー』です。アニメ化もして、深くて熱い物語が大絶賛だった、
『グリザイアの果実』のその後の世界を描いた新作であり、また再び悪の組織に立ち向かう女の子
たちの姿を見られるという事で、大いに期待していたのですが、

少なくとも、期待に見合った中身
だったとは思います。


Vol.1冒頭から、それぞれの役割についた女の子のアクションがあり、一気に物語に引き込んで、
後は、自分たちの紹介をしていった後、最後には捕らえられた先生(Vol.1の実質的な主人公)を
救うためにまたメンバー全員で悪人一味を倒して次のVol.2に引き継ぐとか、非常に華麗なシナリオ
構成で、まるでハリウッド映画を見るような清々しさがありました。

もっとも、グリザイアシリーズの特性上、ガチで人が死ぬし、ヒロイン自身が暗殺者として積極的に
殺しに関わってくるのが、少し心に痛みを生じますが、「悪は滅びる」という王道展開は分かりやす
くて良かったです。
バトル時の作戦の緻密さと言い、バイクでのカーチェイスとか、見ていて興奮する要素満載で、
ハラハラしながらも熱くさせられました。

ただ、やはり気になるのは、

防弾制服07
『マクロス・フロンティア』の早乙女 アルトみたいな感じの主人公、蒼井 春人なのですが、どうにも
中性的で、飄々とした態度から、舞台を引っ張るだけの指導力を感じないのがなぁ。作中の会話から、
彼なりの倫理観と、芯の強い意志を感じ取れるのですが、それをハッキリさせるにも彼には「音声」が
ついてほしかった。


主人公に音声がないこと。

これがこのシリーズ最大の残念なところで、ルート分岐もない一本道のお話なんだから、アニメみたいに、
オートで流していくのが正しい視聴法だと思うのです。

それなのに、彼が喋るところで急に無音のモノローグになるのは、話の腰を折ってしまうのです。
このハルト君、けっこういいこと言っているんですよ。グリザイアシリーズを統括する、藤崎 竜太独特の
ケレン味のある説教じみた言い回しとか、『グリアイアの迷宮』の日下部 麻子を彷彿とさせるのに、
肝心の言いたい主張が無音では台無しです。

『千の刃濤、桃花染の皇姫』みたいに、主人公の男らしさを強調して、シナリオが先に来る作品では、
主人公声有りでないといけないと思いますよ。
前作の『グリザイアの果実』の主人公、風見 雄二と比べても軽さが目立っていて、まだ2話程度の中では
まだまだ彼の魅力にハマれないですな。今後、彼の過去にも焦点が当たるでしょうから、そこまでで、

ハルト音声パッチでもあれば、また違うのですが…。

特に第一巻は、主人公は新任の女教師(なぜか格好が艦これの羽黒改二みたいだ)なので、
余計にハルトに声がないのが気になる。
今後総集編でもあれば改善してほしい項目ですな。

防弾制服16
藤崎作品は、ハードボイルドの作風には必須な銃器に対する描写が多いのが特徴でしょう。グロック
のストライカー方式独特の、引き金の位置がハンマーをコックした時点で少し後ろに下がるという特性
をシナリオに組み込むとか、ある程度の銃の知識がないと書けないだろう。やたら東京マルイの銃が
出る辺り、実際に購入して確認しているのだろうな。


あと、どうしても女の子に銃という、心理学的に男性の象徴である武器を女の子に持たせることでの
アンバランスさを強調させるためか、第一巻では、ものすごくプレイヤーがついて来れないほどの

銃器に関する会話が続き過ぎて、
飽きてしまうのはありました。


専門用語を乱発させても、新任の先生もそう思っていたようですが、こちらもついていけない。
「私たちは特殊な女の子なんですよ」ということを分かってもらうためのギミックなのですが、
銃だけになってしまうとなぁ。
スパイの潜入術とか諜報術でもいいのですけど、工作員としてのスキルの高さを射撃以外にも
見たかったよ。その銃の知識も、エアガンとしての知識であって、実銃の知識とはまた違う気がする。

実銃って、ヘビーウェイト樹脂にはない、ずっしりとした大きな金属の塊、文鎮を握り込んでいるような
重さがあって、撃つとすんごく熱いの。撃った後に、うっかりリボルバーのシリンダーに触れてしまうと、
シャレにならない熱さで火傷しますし、薬きょうだってすぐ触ってはアチチになるんですよ。
それに、手元で火薬が爆発するというのは、9ミリや38口径以上だと結構すごくて怖い。

その点、ライフル銃だと肩で固定できるから安定して打ちやすいですけど、けん銃を手元だけで
火薬の爆発を制御するのはかなり難しいのです。作中でも少しは語られていましたけど、

か弱い女の子が銃を扱うだけの説明としては、
少し不足な気がしました。


まぁ、銃だけではなく、ニンジャとか総合指揮とかのキャラ分けもしてきたので、多少はごまかせ
ますけど、銃は問題解決のひとつの手段であって、組織の力も殆どない中で、非力だけど、
知恵と勇気で困難を突破するのでも良かったかも。銃だと撃って当たったらおしまいだからね。

防弾制服13
ロシアンマフィアのボスも心臓移植が必要で、医療技術の高い日本で心臓が来るのを待っていた
のですけど、そのボスが、ただのモブでないところに、ライターの妙を見た気がします。凡百のライター
なら、心臓争奪決定戦の理由づけにしかしないでしょうが、このライター藤崎は、名もない殺し屋を
人として成長させる背中を押す人物としてモブを昇華させたのです。敵でも悪の枢軸でも、彼なりの
高い誇りがあるところに共感させられるのです。


でも、短いシナリオの中にも凄いところはいっぱいあって、例えば、殺し屋マキが自分を雇って
くれていたロシアンマフィアのボスから貰った時計を、そのボスが亡くなったことで、「もういいか
な…」と、その時計をつけるのを止めようとする下りがあるのですが、普通のライターならそこで
時計を外して終わりでしょう。

ところが、この後に、この作品のライター、
藤崎氏は、モブキャラで一つの物語を
差し込んできたのです。


そのボスが、わざわざ不正確で毎日ねじを巻かなくてはいけない機械式時計を渡す意味を説き、
別に売り払ってもいいが、その時計を見つめることで自己を見つめる道具としての意味を込めたこと、
そして、その時計を外す時、マキ自身がマスターに縛られずに一人で生きて自立してもらうことを願う、
マスターとしての気持ちが込められていたのでした。

一話限りの出演でしかないキャラをただの悪人ではなく、
一人の人物として描いてきたことに、シナリオとしての
細やかさを見たのです。


ただのモブにも光を当てる、世界観を構築する上での広がりを持たせる意味では、非常によくやって
いるなぁと、感心させられます。

防弾制服11
なぜ、レナがマスターの命令に忠実なのか、なぜマキと姉妹関係なのか、そういった裏事情が
第二巻で描かれ始めます。今後、一通りメンバーの過去を扱った後、世界を揺るがす強大な敵
との対決になるのでしょう。(ちなみに、マキの中の人ナンジョルノは、かつてエロゲ声優として
君臨していた時代があり、その過去が無意識に出たことが、マキが娼婦行きを断った理由なのだろう。)


前半で書きましたけど、銃の解説とか退屈で飽きますし、細かい部分の不満はあるのですけど、

ハリウッド映画並みのアクションと、キャラクターの
人物設定の深さは、さすが、グリザイアの名を冠した
だけのことはある。


人物の掘り下げが良く考えられているのが凄い。メンバーはみんな不幸な半生を送っていて、
その過去を引きずりながら、今の生活を楽しんでいるというのがよく描かれていたかと思います。
これだけの過去があるから、特殊工作員として生きているというアウトローな説得力に繋がり、
物語に厚みと深さが生まれるのです。

作品独自の世界観の構築には、この設定の確かさには、大いに役立ちます。
同じく低価格ゲーとして同日販売された、『9-nine-ここのつここのかここのいろ』とは決定的に
違ったのは、この人物設定の深さなのです。

9-nine-49.jpg
ぱれっと作品は、立ち絵で遊べるのが良いな。絵は最高にいいのだけど、つばす自身がゲーム原画の
出し惜しみしているのか、いつの間にか古い絵になってしまった気がする。設定は良いのだけど、全体
的に軽い。ラノベにしても今時はもっと色々な人が動き回って話を盛り上げるだろうに、古き良きエロゲ
な感じ。 『9-nine- ここのつここのかここのいろ』 ぱれっと 2017年4月28日発売


はれっとのくっころこと『ナイン』は、主人公本人が「中二かよ」と言うくらいの、今時珍しい
能力バトルもので、これはこれで燃える展開なのですが、いかんせん一話では決着がつかないのね。
別に真の敵が現れて、次回に続くというのはいいんだ。でも、「人が石化した!」という大事件を追って
いたのに、最後は犯人の自爆とか、主人公らの努力は何だったのかと。

ヒロイン自ら石化してまで犯人を追い詰めたのは何だったのか。
完全にシナリオがもうひと踏ん張りでしたよ。これで、尊敬できるだけの人物設定があれば…。
人生の支えになる大人がいれば…。人物の書き方が余りにも薄い。

『ナイン』は、主人公声有りというのは
素晴らしいのですが、物語の深みは、
今作『ファントムトリガー』の方が圧倒的に
上である。


ファントムトリガー第一巻のラストで、人質のいる建物に突入する際に、CG画面で人質のいる位置、
犯人らの位置などをポイントしていましたが、そういった絵で説明するのが分かりやすく、ファイバー
スコープで確認とか、相手の携帯電話の電話機能で現場の声を聞かせるとか、先進的な機能で
対抗するとか、いちいち説得力を感じるのです。(そして、おまけのタナトスのサービス。)
『ナイン』に、ここまでの緻密な戦術があれば多少は違うのでしょうが、ぱれっと自体、エロゲの枠から
抜け出せないのがありますな。

防弾制服03
今作の特徴であるガンクションは、シリーズ全体にふんだんに織り込まれ、CG絵に発砲している
シーンがカットインするのは、絵に迫力があって緊迫感を感じる良演出でしょう。一話限りの捨て
キャラでもそれぞれに立ち絵をつけて、CGも30枚近くつけてくるとか、低価格でも手間がかかって
います。一般作という広い海原に出る以上、これくらいの豪華さが必要なんですね。


第一巻、二巻と、それぞれの中で緩く繋がりがありながらも、一応一話完結しているので、
安心してそれぞれを愉しめるかと。
これで、『ナイン』みたいに、中途半端に続き物にしてしまうと、次回作の発売までに間が出てしまう
販売手法のため、「後から買えばいい」と思っている内に、買わなくなってしまうんですよ。

一回ごとにオチをつける、今回の手法は
大いに成功しているかと思います。


そんなわけで、『ファントムトリガー』、それぞれの内容というと、

Vol.1:先生着任。美浜学園の自己紹介終了後、その先生がやくざに捕らわれたのでメンバーで皆殺し。
    早くも大勢の人が死んでいるけど、防弾制服のおかげか、緋弾してもアリア的に大丈夫でした。

Vol.2:主人公らの組織の長官が心臓移植が必要なのに、ロシアンマフィアもその心臓が必要みたいで、
    争っている内に主人公らに仲間が増えて、心臓はダメになったけど、まいっか。

そんなところでしょうか。

防弾制服14
第二巻のラストより。敵だった妹分も無事に仲間になって、これからドタバタの毎日が一層騒がしく
なりましたとさ。『果つることなき未来ヨリ』もそうでしたけど、このライター、食事しているシーン
好きね。皆で食事というのは、一体感を得るシーンを表現するのに最適なのでしょう。


グリザイアシリーズとしては、「ギャグが足りない」というのはあるのですけど、
何しろ、出演していることがギャグともいえる、種崎 敦美こと桐谷 華がいますからね。
単独でロシアンマフィアに潜入している時の会話とか、かなり笑えました。
最初、ロシア語で話しているようで、「うわー、ロシア語使ってるよー、すごいなー。」とか
思っていたのですが、良く聞いていると、どうにも日本語。

ただ、早口で日本語をロシア風に喋っている
だけなのに、別の言葉がテキストウィンドウに
流れているとか、もっと、ギャグを増やしても
良かったです。


中途半端でモヤモヤするパンチラとかいらないです。

その分、ギャグで笑わしてくれた方がどれだけいいか。今回のシリーズは全体的にシナリオが短めで、
半日もあれば余裕で一話が終わってしまうので、少し中休みと言ったギャグシーンはもっと見たかった。
次回は改善するのかな。短い分、シナリオの展開が早くてテンポが良いのはあるのですけど、
やはり、2,138円でも多少のボリュームはあってもいいなぁ。ラノベで考えれば、一巻でラノベ3冊分
くらいのボリュームは欲しい。だからこそ、大勢のメンバーがいるのだから、会話の掛け合いギャグ
で水増しをね。果実の頃から、だいぶ時がたったのだから、マグロマンV3とかいても違和感はなかった
かもね。

そういったわけで、デキる作品だから、より苦言を呈してしまいましたが、


『グリザイア:ファントムトリガー』 オープニングムービー 河野 万里奈 「世界の果て」
相変わらずフロントウイングのオープニングはカッコいいですね。流れるような演出と
銃器のコントラストが実に雰囲気の良いものに仕上がっています。もっとも、エンディングの
実写はやり過ぎかな。基本的にアニメに実写は合わない。(※ここで「ワールドエンド」とか
言ってはいけない)


間違いなく4月発売の作品群の中では
最高の面白さでしたし、早くも次が楽しみに
なりました。


エロゲ(あっ違うか)で佐倉 綾音の声を聞いてしまうというのは、すごく気になって仕方ないですけど、
今作はあくまでも一般売りですからね。ゲーム開始時に英語か日本語か選択するとか見たことないです。
規制の厳しい海外でも売ることを考えての非18禁なのでしょうが、この作りならエロシーンがなくても
構わないです。

グリザイアの特徴の一つに濃厚なエロシーンというのはありましたけど、
より多くの人に作品の魅力を知ってもらう上で、一般層に、そして世界に発信できるというのは、
縮小していくエロゲ界から見ると旨い戦略なのでしょう。
一本2千円台にしているのも、中学高校生が手に届く金額を設定すると、このくらいということなのです。
税込み一万円以上と、恐竜的な進化を遂げたエロゲも、ガンダムの「フォーミュラ計画」のように、
小型化の波が訪れているのです。

防弾制服15
7月かぁ。ラノベとかなら数か月待つのは当たり前だし、この期間なら短い方なんだろうなぁ。彼女らの
孤独な果実をどう見せてくるのか、今までの2巻とも、あまり主人公が活躍していないので、3巻以降は、
是非とも、主人公ハルトが彼女たちの孤独を解消してほしいところだ。そうでないと主人公の意味がない。


とりあえず、今作、『GRISAIA Phantom Trigger』は、一定数以上の質の高さがあることを証明
しましたし、アニメ化も当然視野に入って来るでしょう。孤独を秘めた彼女たちが放つ銃弾は、
確実に我々の心に食い込んできていると確信します。

願わくは、こういった一般作への挑戦が
世界に広がって、PCゲームそのものを救う
起爆剤になることを…。


『新妻LOVELY×CATION』 雑記

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卒業と同時に結婚式というのは性急すぎるきらいもあります。ですが、駆け足とは言え両親とも無事
に和解し、めでたく全員で式に参加できたことは、シナリオとしてちゃんと完結していて、これは
これで良い結末でした。何しろ、この石動 雪シナリオを書いたのが、『ハルキス』で、やる夫の
内容をそのまま丸パクリをして戯画を永久追放となった、森崎 亮人だけに、その出来には大い
に疑問だったのです。ですが、まぁ、悪くはない、作品の省力化した内容にベストマッチしたもの
でした。


うーん、なるべく死体蹴りはしない方針だったんだけど、『新妻LOVELY×CATION』発売後の、
あかべぇそふとの余りの対応のまずさには辟易してしまうものがある。ちょっと酷過ぎるんじゃ
ないですかねぇ。

フリーズどころか、最悪、起動すらしないバグを放置したまま、スタッフはそのまま温泉旅行に行き、
ブログでその模様を楽しくUP。ユーザーを煽るだけ煽る異常な神経といい、公式HPにある掲示板に
作品に対する批判を書いたら、軒並み削除の嵐で、「古い記事は自動的に削除されます」という割には、
なぜかレス番号が飛び飛びで、杏花の書いた部分だけ残したら更に批判が出たので、他のも含めて
全部消しましたとか、逆ギレ対応。

そんな中、

あかべぇは、ニコ生で釈明放送を行ったのに、
その中で驚くべき無責任体制が露呈してしまい、
更なる炎上する燃料となってしまった!


前回の栗原 愛子の記事で、「あれは部下の言われた通りに承認しただけだ。豊洲は豊洲は…。」とでも
言うのでしょうか。と書きましたが、実際のニコ生でも「デバックも掲示板も他の社員がやったことだ、
俺は知らん。」と、まさにその通りになってしまった。
代表が「俺じゃない。部下が部下が…」って、何のための代表なんですかね。部下が失敗したら責任を
取るのが代表の仕事なんですぜ。何を逃げているんだか。

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『新妻LOVELY×CATION』のエンドロールより。何とびっくり、こんなにもデバックの人員がいても
何の役にも立たなかったのだ。それにしても、普通デバックって、大抵そのブランドのALL STAFF
となるのではないか?何となく流していたエンドロールだけど、デバック専従班がいたことに驚きだよ。
何をデバックしていたのか。


代表の辞任にしても、本人のTwitterで
ひっそりと発表して、未だにオフィシャル
HPにも出さない。


しかも、一連の釈明が直ぐに消えてしまうニコ生ですからね。

そのニコ生での釈明も謝罪会見ではないですから。冒頭から「まずは雑談をしたいと…。」ということで、
あかべぇそふとつぅの社長辞任という、創業以来初の大事件を「雑談」と称したのです。
社員や多くのユーザーに多大な損失を与えたにも関わらず、新旧社長の他人事のような話し方に、
ユーザーのヘイトを一身に集めただけでした。

こういった謝罪会見の場合、ダークスーツを着て、ひたすら謝罪と今後の対応の発表にするでしょう。
少なくとも、問題を起こした張本人が、べらべら喋るようなことをするべきではありません。

問題を起こした本人は何が問題なのか
全くわからないのですから、本人に喋らせることは、
火に油を注ぐだけです。


本来なら新社長が前面に出て、新体制となったことを明確に宣言するのでしょう。ですが、延々旧代表
が喋り、それに新社長が応じるというのでは、力関係は何一つ変わらず、オーナー社長が相変わらず
会社を自分の私物として考えているのだという事が明白になったのでした。
例えば、アルコットみたいに、合同会社として社員が株主となって、その代表として宮内氏がなっている
のとは違い、あかべぇは有限会社という、社長が全責任を持っている以上、代表取締役から平の取締役
になっても、全株をオーナーが持っている以上、社長という肩書に何の意味もないですから。

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Twitterは、よくバカ発見機と言われますが、自分の発言が最悪の結果をもたらすということに、
まだわからないでいるとか、心底恐ろしい。こんなアホな発言をリツイートするということは、
その発言を肯定することになるではないか!しかも、この発言者、他の投稿を見ると、『新妻
LOVELY×CATION』をやってないと言っているんですぜ。エロゲグッズ(10万円以上!)の指輪
が貴金属でなかったら、一体何になるのか、謎である。このような投稿もそうですけど、この代表
のTwitterが全ての元凶なのですけど!


この代表、本当に自分のことが大好きな自己愛精神の持ち主なので、以前のTwitterの自己紹介には、
やたら複数の企業の社長であるとか、ソフ倫の理事であるとか、肩書がいっぱいあることを誇ったり、
未だにそうですけど、寝袋に包まっている写真や、東京と福岡を月平均2往復とか、よほど忙しいん
ですよとアピールしたいんですかね。

社会人になれば結果が全てなのに、テスト前に「俺、寝てないんだぜー」という中 学生かと。
そして、5月17日のツイートには、「週1回、時給800円のバイトをすることに決まりました。」と、

うん、で、だから何?

今必要なのは、社長を辞めるとか言う
のではなく、バグまみれの未完成品を
売りつけたことへの補償と今後の対応でしょ。


スタッフの去就なんて、ユーザーにはどうでもいいことですよ。

まだバグが出まくっているのに、Ver1.04で「大規模戦闘終結宣言」というのは、あまりにも早すぎる。
一応、まだパッチは作るとは言っているけど、どうなるのか。
『銃騎士』で二重三重の不手際が発生したのに、全く何も反省もしていないからこうなったのだ。
あかべぇにとって幸いなことに、今回は内部スタッフの自爆テロはないようですけど、ニコ生での
「俺は悪くない」一辺倒の言い訳では、もうだめだね。万に一つの可能性もない。

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かつて、あかべぇそふとはプルプライスの作品を出す大手メーカーでしたが、起死回生を狙った最後
の賭けであった『僕の一人戦争』が、僕の一人相撲と化して大コケし、いつの間にか3千円程度の
ロープライスの抜きゲーを乱発する企業となってしまった。振り返れば、softhouse-sealクラスに堕
ちてしまったし、同人堕ちも射程圏内に入ってきている。そして新作も旧作のバリエーションでは…。
この低空飛行もいつまで続くことか。 
『手垢塗れの堕天使(だんし)』  あかべぇそふとすりぃ 2017年8月25日発売


新作もラブリケーションに匹敵するようなものはなく、ようやく発表したかと思えば、
『手垢塗れの堕天使(だんし)』 だと…。ホモはいかんぞホモは。
かつて、大量のバグと、男性向けのエロゲなのにホモシーンの方が多いクソゲーを生み出した、
クロスゲイズこと、『Cross Days』の事を忘れたというのか。

何をトチ狂ったのか、意味不明なホモ押しというのは、

Overflow、 minori、AKABEiSOFT2で、
「エロゲ3大奇人」というだけに、共通する嗜好が
あるのかもしれません。


ほんと、この3人で座談会とかしたら面白いだろうな。
「俺が俺が、業界ガー」とか、ゴジラvsキングギドラvsメカゴジラみたいな3つ巴の闘いになりそうで
興味が尽きません。こういう創作業界というのは、一般人とは違った常識にはとらわれない思考が
必要なので、一般社会から考えられないような人物が出て来てしまうのですよ。

もちろん、そういった異能者の方が、一般常識をわきまえた人より奇抜なアイデアが出て来るのも
事実です。最近月給18万~22万円と、あかべぇの17万円より遥かに好待遇である、ビジュアルアーツ
のスタッフ募集に「アニメ、ゲームに対し基礎知識をお持ちの方」とはあっても、「一般常識をお持ち
の方」とは書いていないのは、常識に捕らわれない発想が求められるからなんですよね。

当然、車輪、G線と、伝説のハードボイルド
作品を生み出したブランドだけに、当時の
スタッフの大半がいなくなったとはいえ、
あかべぇそふとには、再起を望みたいのですけど…。


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『新妻LOVELY×CATION』、雪シナリオから。下請けが逃げて違う下請けに出したら不良品で…
という内容なんですけど、リアルすぎる。このお話しだと発売前に回収できたから良かったけど、
今回の『新妻バグリケーション』は、商品回収より、資金“回収”に走り、よりリアルなことになっ
たのでした。わざわざ、こんなエピソードを差し込む当たり、ワンマン経営者に対するレジスタ
ンスがあったのでしょうか。他のお仕事風景が絵空事なのに対して、ここだけガチ過ぎる。


「俺は知らん、部下が部下ガー」ではなぁ。

エロゲのスタッフって、道を歩いているJKを見ただけで射精してしまうような変態さんだと
思うんですよ。一般社会でやっていけないから、この道に堕ちて来たのではないですか。
落ちるところまで堕ちたけど、女の子(むろん二次元)に囲まれて幸せという、将来は抱き枕に
囲まれて腹上死というのが誇りなのではないのですか。

なんか、あかべぇのニコ生とか見ていると、「俺たちは意識高い系の作品を作っているんだぜー」
みたいな、客観的に一歩引いた感じで、「エロいことを性欲の赴くままに表現しているんだ!」
みたいな、作品に対する情熱を感じないんですよ。
「今度の作品はこうです」ではなく、何と言ったらいいのか、「このパンチラの角度に拘りました。
美少女フィギュアを使った激しい研究の結果、斜め下15.5度の角度から…」とかないんかね。

そういえば、4月末に行われたキャラクター1で、
ブースを真っ先に撤収して誰もいなくなったのは、
あかべぇそふと位だった気がします。


他のブランドが売るものがなくなってもブースを畳まずに、他ブランドとのトークショーやミニ
コンサートを開いて、開場時間いっぱいまでファンサービスをしていたのに対して、あまりにも
真逆の対応だったのです。
売り切ったら撤収って、同人ブースじゃないんだから、次につなげる努力というのは全くありま
せんでした。

ニコ生でも、プロテクトが突破されない事ばかり考えていて、ユーザーの事なんて蚊帳の外だった
ことを告白していましたし、
実際に商品を買ってくれているユーザーの事なんて本当にどうでもいいのでしょう。

とはいえ、

nono02.jpg
雪は天体観測が趣味なんですけど、そんなに高い知識も伏線もなく、所詮夜に男女が一緒に
いられるだけの口実でしかありませんでした。何か後に繋がる伏線かと思ったよ。


今回の『新妻LOVELY×CATION』は、
前回ざらっと書きましたが、バグさえなければ
平均以上の作品だったと思います。


癖のない良質な高画質に、憂いを帯びた流し目が我々の性的興奮をいたく刺激する唯々月たすくの
絵といい、『星織ユメミライ』や『銀色、遥か』に匹敵する耳に優しいBGMといい、良く出来ている
のは間違いありません。

ただ、多分半年程度の制作期間と、ヒロイン以外立ち絵がつかない低予算のためか、
シナリオは確かにラブいけど、凡庸なのは当然あるのでした。

上記CGの石動 雪なんて、家が大病院の院長の娘で、自分も将来医者になるとか言っているのに、
何を血迷ったか出入り業者の主人公に絡めとられ、在学中に両親と縁を切って入籍とか、
彼女の父親の激怒も、作中のようなヌルさでは済まないだろう。
それが、『初恋*シンドローム 』の歩サラ・ベイカーの父親のような、あっけない陥落ぶりとか、
もっと、確執と和解があってもいいだろうし、そのためにも主人公が雪の父親を納得させるような
努力と結果を見せるかと思ったのだけどなぁ。

もちろん、制服にエプロンで「お帰りさないませ」と言ってくれるとか、エロゲだから出来るジャパ
ニーズドリームを幼な妻、雪が演じてくれるのは、そりゃもう、ご満悦でしたし、それだけで一日が
充実したもんです。

ですが、

だからこそ、その愛が永遠になるような
シナリオでの説得力が欲しかった気もします。


元々、そこまでの重厚な感動シナリオではないから、「そこまで求めるのは…」というのはあるの
ですけど、『アマカノ+』で、和菓子屋の娘と大福の餡を一緒に包んでの婚姻の義とか、その後の
尽きせぬ愛情表現とか見てしまうとなぁ。

nono10.jpg
主人公と一緒にクレープ屋でサクセスする成瀬 乃々。このシナリオだけ別格で良かった。この乃々
ルートだけ、Key亡き後のビジュアルアーツの超新星、tone work'sにプロットだけなら匹敵したと思う。
他のルートと決定的に違うのが、「二人で協力して成し遂げる」ことなのだ。夫婦だからこそ、協力し
合って成功を収める、ちゃんと、夫と妻としての役割ときちんと演じた良シナリオでした。乃々の中の
人である杏花も、リアルには闇を抱えた痛い子ですけど、声を聞いている限りは全くそんな雰囲気は
見せなかった。二人で地に足の着いたシナリオには、素直に惜しみない拍手をもって報いたい。


この作品でのシナリオの出来は、
乃々>>雪>~一光年~>愛子でしょうか。


脱サラで移動式飲食店を開業とか、「おいおい大丈夫かよ」と思いましたけど、そこは恋人時代に
飲食店で働いていた下地を見せて、主人公も会社の人に応援されながら彼女の手を離さない努力が
報われていて、清々しいお話でした。

特に凄いと思ったのは、クレープ屋さんのAV(何たるピンポイントw)を鑑賞した時に、
乃々が「調理場でエッチするなんて不衛生であり得ない」的なことを言っていて、
良く分かっているなぁと。
料理人の心意気まで表現しているのに、ライターのプロ意識を感じたのです。
そうです。いくら後で綺麗にしたからとか、エロゲヒロインは汚くないとか言ったとしても、
調理場でエッチはその後に客に食わせるものを作る上で、不快感が伴うと思うのです。

けっこう、飲食店系の作品だと、調理場でやっちゃうんだよなぁ。

高品質な作画と癖のないエロで、至高の萌え抜きゲーだと思っている、『あま恋シロップス』でも、
和菓子の型枠で自慰に耽るヒロインとかありましたけど、いくら奏雨ちんでもグーで殴る状況でしょう。
乃々シナリオは働くオトナへのリスペクトがあって、プロとしてのプライドみたいなものを見た気がした
のです。

主人公の元職場の上司も店に来ていましたけど、先輩社員みたいに、ただAVを貸すだけではなく、
人生の先輩としてのアドバイスみたいなものを感じられ、良シナリオは大人の使い方が旨いものなの
です。(さすが、あの上司は、違う世界ではダルセーニョの学園で理事長をやっているだけのことは
あるのか。)

ほんと、乃々を見たとき、「フリーターのチャンネーかぁ。」と落胆したものでしたけど、
これがどうして、明確に将来のことを考えて飲食店開業という目標に忠実に生きていた
偉い人だったとか、

夫婦で手を取り合って生きていくのが
一番よく描かれていたのが、
乃々シナリオの美点でしょう。


変化の見られない流れ作品032
ライターが凌辱系を得意とする人のためか、エッチシーンが特殊すぎて、本人もTwitterで反省
していたのですけど、確かにやり過ぎかな。男の理想形である、おしとやかな和風美人が台無し
である。一応、少しキャラを崩した変化球もいいかなとは思うのだけど、その分、ラブラブ中出し
エッチが、ラストの受精エッチまでおあずけなのは残念か。コレジャナイ感が半端ない。


その割を食って愛子ちんルートは、前回の記事ではフォローはしていますけど、それはそれは
がっかりシナリオでした。
たすく絵での淑女保母さんとか、これこそ男子の本懐であろうキャラクターはベストなのですけど、

愛子さまだけ、正統派な本番行為が
余りないというのは、エロゲとして
消化不良なのはありました。


ただ、実はこの愛子ルートをヤッている間は、本番行為がないヘルス作品でも、
そんなに気になりませんでした。

それはなぜか、

自分にとって、「本番」という行為は、雲の遥か上の想像を超えた行為だからです。
手コキとかなら、まぁ分かる。自分か相手の手かの違い程度で、想像できる範疇だからだ。
でも、それ以上だと、何とも理解するのが難しい。経験もないものは予想がつかないからだ。
なので、数あるエロゲのエッチシーンでも、手コキと手マンくらいまでで満足しているのが
あるんだなぁ。
だから、愛子さまのを舐めてお終いとかでも、実は満足だったりしていたのです。

エロゲで最後までイカないのはおかしいというのは、言われてはじめて気づきました。
そうか、本番は必要なんだな。

変化の見られない流れ作品020
一緒に行った公園で雨に濡れてしまうの図。多分、こういった二人で過ごす何気ない日常にときめきを
感じるのではないかと。決して電車で痴 漢ごっこというのを期待してはいなかっただろう。このルート
を書いたライターは、信じられないことにエロゲライターなのに結婚して娘がいるらしい。早くもエロゲ
のHPを娘に見られてしまったそうで、娘さんの将来のエリートぶりに期待がかかるのはさておき、
二人で一緒に過ごす日常に、リアルで感じられるものがなかったのだろうか。


愛子さまルートはシナリオがなぁ。

一応、作品設定の新妻とのラブラブというのは確かに描いていて、発注通りなのは間違いないのだけど、
乃々ルートでディレクターが想定していた以上のシナリオを見てしまうと、伏線投げっぱなしジャーマン
というのはあったのです。

特に、隣に住む保育園のようじょと
愛子さまの母親です。


てっきり、ようじょから先生復帰へのラブコール→愛子さまの母親からの後押しとかあって、
物語のラストは、「おかげさまで保育園に復職しました。子供の面倒は母も見てくれます。」
とか来るかと思っていたよ。

婚期が遅れている女性って、大抵母親と二人暮らしで、婿養子で来てくれないと困るというのが
あるのです。男としては、当然二人でイチャイチャしたいわけで、親がついてくるというのが一番
困るのです。まぁ、男も母親がいるせいで誰とも結婚できないとかあるんですけど、都合よく母親が
消えてくれるにしても、もう少し何とかシナリオに彼女の母親のことが書かれないと、散々序盤で
「母を一人にしておけなくて…。」という下りが無駄になっている。

抜群に優れたキャラクターなんだけどなぁ。
「モビルスーツの性能を活かせぬまま死んで行け」とか言われかねないパイロット
(ライター)の能力不足はあったのか。

そういえば、『ここから夏のイノセンス!』でも、和泉 万夜の書いた久万里 寿ルートなんて、
「遥 そらにエロいワードをいっぱい言わせてやろうではないか。」といった感じで、他のルート
が未来と過去のギャプを軸に書いてきたのに、このルートだけエロさ満開で、いくらエロに強い
クロシェットでも多少の違和感があったのです。


『銀色、遥か』べスリーエンディングソング「happiness.」short ver.
物語の締めとしては勿論、川田 まみさんの事実上のラストソングに相応しい、最高のエンディング
曲でした。「笑顔がほころぶよー」と、それまで暗めの曲調が急に花開くように、明るく広がっていく
のが、べスリーの心に光がさしていくようで、あのエンディングムービーには心から感動させられた
のです。


そんなわけで、雑感として思いつくままフリーに書いてみましたが、口直しに、tone work'sの
『銀色、遥か』、べスリー・ローズ・ディズリーのエンディングソング、「happiness.」を聞いて
お別れしよう。

愛子さまと同じ橘 まおを使っているのに、こうも違うんだ。プレハブと本家総本山の違いくらいの
差がある。やはり、仲間と一緒に過ごし、共に高め合う仲でいたいもんですよ。作品と製品の違い
は圧倒的だ。

昔、稲垣潤一さんという有名な歌手の人がこんなことを言っていた。
「人間のボーカルというのは、どんな楽器よりも勝るものだ」
言葉を音楽にのせて送り出すことができるボーカルは、それだけで物語を伝えることが出来て、
しかも聴くものの感情を大きく揺さぶることができる。
だから我等が愛するPCゲームともとても相性が良くて、今では必ずと言っていいほど主題歌が
ついてくる。
短い時間で可愛い女の子の声が聴けて、物語の大まかなところや雰囲気を伝えることができるので、
オープニングデモ映像にはまさにもってこいなんだな。

「今回のテーマは「レコーディング」です」

これは、以前「アキバブログ」で、ビジュアルアーツの馬場社長が言っていたことですが、
ビジュアルアーツは音楽への拘りが物凄く、人の記憶は曖昧でも、音楽はいつまでも記憶
に残り、人の心を打つものなんだということを昔から強く主張しているだけに、高品質な音楽
のお陰で格調高い作品に仕上がっているのです。

あかべぇの作品としての統一した音楽観がないという、楽曲に対する節操のなさは致命的
かもしれないです。

『LOVELY×CATION』の伝統として、エンディングはヒロインが歌うのですけど、黒バックで
流してしまうとか、信じられない使い捨てっぷりだったのです。
自分だったら、最後に彼女から今までの感謝を込めて、主人公に思いを込めて歌うようにして、
二人で共に過ごした写真風に加工したCGとか、仲間からの直筆風のメッセージとか添えて流す
けどなぁ。

nono13.jpg
古くからあるブランドでも、没落するものがある一方で、再び日が昇ろうとするブランドもある。
かつて、エロゲ界に泣きと感動という新風を巻き起こしたKeyが再浮上するというのだ。
ライターに出した企画がどれも凡庸で、結局、麻枝 准が出した企画が一番で、やはり、Keyには
麻枝 准が…というのはあるのですけど、 今回の力の入れようは、もしかするかもしれない。
Key最新作、『Summer Pockets』 発売未定


あかべぇそふとは、今後見るべきものは何もないので、緩慢に崩壊していくのでしょうが、
Keyやtone work's擁するビジュアルアーツは、一般シフトと海外進出と、全然違うなぁ。
Keyを率いてきた前田氏が心臓移植が必要という、リアル『Angel Beats!』となり、その生命を
終えたことで、今は亡きKeyと称しましたが、『Harmonia』にしろ、非18禁で感動を売りにする
という、他のメーカーではフロントウイング以外、到底マネできないことをしているのです。

やはり最後は丁寧に作品を作るブランドが
勝利するのではないでしょうか。


特に、現在開発中の『Summer Pockets』なんて、ライター全員が集まって、エロエロ合宿、
エロ合宿をして、シナリオの整合性を詰めるという、従来のKeyでは考えられないことをしている
くらいで、本当に自信を持っておススメできる作品を作ろうとする情熱を感じて大いに期待なのです。

自己の無能を業界のせいにするなら、少しでもいい作品を創り上げることに
全力を傾けたいもんですな。

『新妻LOVELY×CATION』を応援しています!


『新妻LOVELY×CATION』 栗原 愛子

変化の見られない流れ作品036
絵も音楽も最高レベルで、すんごく平凡だけど夫婦として一緒に生きることへの喜びが強く感じられる
素晴らしい出来なのに、アイテムを取る作業感と、何より、進行不能かつフラグ管理も滅茶苦茶なバグ
のおかげで、全てをダメにしている。シリーズ最終章を語るには、余りにも惨い結果だろう。


うーん、ゲームとしては良く出来ているし、最高の新妻感なのに、

いつ時限爆弾が爆発する恐怖に怯えながら
進めなければならないとは…。


盛り上がってキター!という時に、突然現るフリーズの嵐。
別に何か急な動作をしたわけではない、オートモードで自動進行している中で、いきなりフリーズ
するのだ。なので、こまめなクイックセーブは欠かせないのだけど、ついついラブラブで愛溢れる
話に夢中になってしまい、セーブするのを忘れて、延々スキップしてフリーズしたところまで戻らな
ければならない痛恨事。

同人エロゲとかならともかく、あかべぇそふとみたいな大手メーカーで進行不能になるバグなんて、
そうそう起きないです。今まで使っていたシステムを使って来るし、さらに使いやすさを求めて
操作性が良くなってくるのが普通だ。
何しろ、困ったときには、戯画にしろ、うぃんどみるにしろ、システムを売ってくれるのだから。
まずは、システム周りに時間を取られることなく中身の方に注力するのが当たり前だと思うのだけど、

あかべぇそふとは、
そうはならないんだよなぁ。


変化の見られない流れ作品037
ただのフリーターかと思いきや、意識高い系女子だった成瀬 乃々。キャラクターは文句なしに可愛いし、
今までのケーションシリーズの絵師の中でも、やはり、たすく絵は極上であることをまたしても証明して
しまった。絵も塗りもすんごく自然で、エロさを醸し出しているのが良く分かる。こういったコスプレで
我々を愉しませてくれる演出もとても良かった。たった一枚の絵に、これほどまでに癒されるとは!


ゲーム的には何の問題もない。

あかべぇそふと最後の切り札である、唯々月たすくの描くキャラクターは、どれをみても非の打ちどころも
ない至高のものであり、「この女の子なら一年をとして恋愛してもいいかな」という気にさせられる。

シナリオだって、別段酷いところは感じられない。

このシリーズは特定の女の子とラブラブしていればいいので、込み入った話はいらないし、
神様も超能力も時空を超える必要もない。ごく自然の、今そこかしこで行われているであろう、
普通の男女の恋愛が描けていればそれでいいのだ。

上記CGの成瀬 乃々なんて、一番適当な雰囲気で、「この子と遊びでなくて、ケッコンして一緒に
生きていくのかい?」と、いぶかしんだものですが、一緒にクレープ屋の移動販売をやるとか、
手を取り合って生きていくことを、店を夫婦で経営することで描いているのが凄い良かったです。
一緒に共同作業をして、苦しみも喜びも分け合うとか、これぞ「夫婦の絆」というものを感じ取れる
わけで、非常に面白いシナリオでした。

そして、どうしても選択肢が多いゲームの構成上、ミニエピソードの連続になりがちなのに、
ちゃんと物語として成立しているとか、唸らせるものがありました。

なので、

ゲームの構成上の制約がある中で、
ここまで良いものを作ってきたことは、
素直に評価したいのです。


『アマカノ』とか、『こいのす』とかの流れで、モブの立ち絵を一切廃して、二人だけの恋模様を描く
というのは、これはこれで、大いに成功と言えるでしょう。

変化の見られない流れ作品001
マップを周回してのアイテム取得画面、元々シナリオ分岐もないのだから、パラメーターを変える
意味は全くない。ましてや、愛子ルートは謎の占い師からアダルトグッズを買うので、益々ここで
エッチの時に必要なグッズを集めるのは無駄以外の何物でない。(メガネがあってもなぁ。)


それだけ、素晴らしい恋愛ものとなった同作品ですが、当然(バグ以外でも)欠点はあって、
このケーションシリーズの根底から否定してしまうのだけど、

MAP選択画面でステータスを上げることが、
単なる作業になってしまっている。


無駄でしょ。

こんなことをするなら、彼女とのストーリーを濃くすることの方が、よっぽどいい。
『こいのす』なんて、ゲーム開始からキャラクター選択から始まるので、冒頭の攻略ヒロイン紹介の
部分すらない。このステータスの部分さえなければ、もっとシナリオが中断することなく、彼女たち
とのイチャコラ(イズ)を楽しめただろうに。
元々、このステータスの要素は、『ときめきメモリアル』などを元にしていた名残で、コナミが以前よく
やっていた、名前をゲーム中に呼ぶシステムをエロゲにコンバートしていたものでした。

ですが、『ときめきメモリアル』が何故ステータスを上げる要素があったからというと、それによって
シナリオが細かく分岐していたからなのです。コンシューマーなら予算も市場規模も違いますから、
手を掛けられるでしょうが、エロゲみたいな少数精鋭の媒体ですと、そこまでシナリオを分岐させて、
複数のエンディングを作るのは無理です。

多くのエロゲメーカーがゲーム性を廃して、
一本道の個別シナリオにしているのは、
低予算で最大の効果を上げられるのが、
ビジュアルノベルだからです。


そりゃ、『下級生2』みたいに、複数の女の子を同時攻略して、浮気がバレるかギリギリのステルス
行為をして楽しむのも一興ですけど、年々縮小していくエロゲ業界ではもはや無理な相談ですからね。
そんなわけで、「『新妻LOVELY×CATION』は、作業感がある以外は最高だ」としたいところなの
ですが、既に多くの御仁が食らっているバグ祭りがねぇ…。

体験版と製品版で使われている
ゲームエンジンが違う。


変化の見られない流れ作品023
あかべぇそふとの代表の挑発Twitterより。深慮に欠けると言わざるを得ない口の軽さは、
炎上芸人である彼の芸風なのでしょうが、ピン芸人ならともかく、多くの従業員を雇っている
企業の社長であり、業界の理事を務めるとは思えない人格には驚きを禁じ得ない。もっとも、
世が世なら、大阪市長か、東京都知事になってもおかしくはない、ご性格なのですけどね。
あかべぇそふとは、自分のための会社なのだから、どうせ辞任なんかしない。


体験版は、ゲームの中身を確かめるというのと同じく、ベンチマークとして自身のパソコン環境で
作動するかどうかを確認するものであるはずなのに、まさかの騙し討ち。低スペックだと間違いなく
動かない。しかも、この認証は一度開封すると中古に売れないので、自身のパソコンでゲームできない
からといって、下取りにもだせない始末。

この過度な認証は、中古撲滅というのが本音
なのでしょうが、中古で流してロンダリング
するのは犯罪なのでしょうか。


新品で¥9,800 (税込¥10,584)を、どれだけの人が買えるのか。
タダは不味い。でも、これをつきつめると、中古で昔のゲームを漁ったりできなくなるし、新品と中古
の流れは、お金が回るシステムを構築しているのだから、その流れを断ち切るのはなぁ。

「中古ではメーカーにお金が入らない?」

違います。

グッズを買ったり、イベントに来てくれたりと、
新品でなくても、結果的にメーカーの利になっているのです。

狭い視野で今その瞬間を見るのではなく、業界全体でエロゲ業界に利益をもたらすものでないと、
益々エロゲというものは知る人ぞ知るものになり、縮小化に拍車がかかると思いますがね。
「違法ダウンロードが!」というのもありますけど、プロテクトを掛け過ぎて、正規ユーザーに
迷惑をかけて何とも思わないというのは、なかなかどうして…。

ただ、代表だけではなく、ここのスタッフも
かなりの剛の者みたいで、


変化の見られない流れ作品028
あかべぇそふとの開発スタッフブログより。マスターアップ後、打ち上げに温泉に行ったのですな。
当然まだバグがあることは分かっていたはずなのだ。でも、そんなバグゲーを掴まされたユーザー
の悲鳴など一切考慮せずに、自分たちの温泉を楽しむ記事を載せるとか、実にいいセンスをしている。
2014年発売の『銃騎士』で、ユーザーが未完成交響曲を踊らされたことを全く知らないのだろうか。


バグを放置して、スタッフで温泉に行く。

修正パッチVer.1.01を出しても大した変化もなく、フリーズやフラグミスが残り、
慌てて修正パッチVer.1.02を出したら、画面が真っ白になるなど、更にバグが発生する状態。
現在、必死で追加修正パッチを作っているらしいのですが、GWで休暇に入ることも明示しているので、
まともにサポートも何もできないのでした。

そもそも、クリエイターがカレンダー通り休むとか、考えられないのですが…。
自分も昔はクリエイティブなことをしていましたけど、“作品”を納品するまで、文字通り休めないどころか、
会社に段ボールを敷いて寝てましたぜ。「家に帰るのが休み」みたいな状態でしたけどな。
多分、ここのスタッフは、“作品”ではなく、製品を作るようになってしまったのだろう。
最後の最後まで自身の作品なら責任を持つという概念はないのかな。

ほんと、この自社システムは使いにくい。
最初にカーソルが合わさったところにポイントがいってしまうので、間違えてクリックすることが
何度あったか。
バグはもちろん、もっさりとした反応が遅い動きもどうにかしてほしかったよ。
ユーザーが使うことをほとんど意識してない。

休むのなら、後でいくらでも休めるのですぜ。

そして、対応が後手後手に回った結果…。

137.jpg
『エロゲの太陽 1』 (2014年ビッグコミックス)より。漫画の内容自体はものすごくリアルで面白かった
のですが、青年誌では受けなかったようで、たった4巻で終了してしまった、隠れた名作です。原作の
はまむら氏のTwitterを見るに、他にも描きたかったエピソードがあったみたいですが、打ち切りなんで
しょうね。友情と努力で勝利を掴むのは確かに見どころはあったのですが、この2014年当時で、既に
エロゲが市民権を得ているものではなかったのでしょう。


今年最大の祭りが発生しています。

あかべぇそふとという、「業界でも大手に近い団体が、またやらかした」というニュースは、
瞬く間に知れ渡り、エロゲが修羅の国の産物であることを世間に知らしめたのでした。

もちろん、バグで進行不能とか、エロゲではよくあることなので、こちらも2014年に発売され、
変なゲームエンジンで回復不能の惨状を呈した、SORAHANEの『はるかかなた』の例を
見るまでもなく、「またか…」というのはあるのですが、今回は、ソラハネのようなマイナー
ブランドはないですからね。

騙し討ちで未完成のゲームエンジンを敢えて投入したことは、自業自得とはいえ割と
深刻かもしれませんな。
『CATION』シリーズという、あかべぇそふと最大のコンテンツが崩壊したことで、
今後のGW後に何らかの発表があると思います。

なので、

『車輪』と『G線』以降、なぜ生きているのか
不思議なブランドですけど、
今後の起死回生策を期待しましょう。


そんなこんなで、「愛子、可愛いよ愛子」というのを書くつもりが完全に脱線してしまったので、
残り時間の許す限り、“愛子は理想の良妻”であることを伝えていこう。

変化の見られない流れ作品013
ケッコンというのは、この作品の最大のイベントのはずなのですが、割とあっさりしているん
ですよね。ヒロイン以外立ち絵が一切ないので、仲間からの祝福もほぼなしで、幸せの絶頂
感は感じられない。もっと、画面の演出とか効果音とか、実際の結婚式のような臨場感が欲し
かったなぁ。多分、結婚後のイチャラブに重点を置いたので、ここは「結婚しました」という事を
伝えるだけのものだったのかもしれない。


さて、栗原 愛子さんです。

主人公の近所の保育園に努める保母さんなのですが、主人公のお隣のようじょを保育園まで連れていく中で
仲良くなって、遂にはケッコンとなるのですが、恋人関係のエピソードは割とサクッと終わらせて、新妻との新婚
生活の萌え萌えシナリオを愉しむ内容です。
もっとも、今回のシナリオは非常に従来のシリーズと比べても長めで、

各ヒロインのルートは、オートでプレイしていて
一日以上かかるでしょう。


そのくらい大ボリュームで、たっぷり彼女との仲を深めることが出来ます。
まぁ、フリーズバグで巻き戻しとかの時間もありますけど、結構なラブラブで満足感がありましたな。

とにかく、愛子のキャラクター設定が
男の理想過ぎて、ゲームをプレイしていて
思わずニヤニヤしてしまう。


決して怒らないんですぜ。

保育士のAVを隠し持っていても、穏やかに諭して来る程度で、激怒することもなく(というか、一人で
こっそり彼女もそのAVを見てた。)、主人公が働きに出ている間、掃除洗濯もしっかりやってくれて、
料理も当然作って待っていてくれる。
専業主婦だからというのはあるのですけど、夫に尽くしてくれる献身的な姿は、正に理想の妻!

変化の見られない流れ作品027
主婦なので、どうしても家でのプレイとなりがちなのを、敢えてお外でのプレイがあったりと、
エッチシーンもバリエーションがあって、意外性を突かれた感じです。わざわざ、主人公が
用意したOL服を着て、電車で痴 漢プレイとか、一度は嫌がっても夫の押しに負けて、
なんでも許してくれる彼女の母性に惚れるのです。


エロゲなので、エッチシーンも特に重要です。ましてやこのシリーズは省力化のためか、
群像劇を描くようにはできていないので、感動するシナリオとかを用意することはできないのです。
ですので、二人だけのイチャラブの中での濃密なエッチが大事なのですよ。

主人公も、そういった自分の置かれた立場が分かってか、

エッチなことを愛子に強要してしまい、
やむなく愛子が応じるパターンに
なっているのでした。


変化の見られない流れ作品026
その、「えー海でエッチするのー?」と、乗り気でない彼女に、主人公が放った言葉が
「諦めちゃダメだよ」には、思わず笑ってしまいました。そこまでして海でエッチしたい
のかと。噛み合ってない会話のテンポが光るシナリオでした。毎回アダルトグッズを
買い求め、彼女に使ってみるとか、次第に愛子がエロく開発されていくのが、若干の
調教要素があって楽しかったです。


毎回、雨の日にやっている占い師からえっちなグッズを買って来るのですけど、
貞淑な彼女にボンテージで女王様プレイとか、ソフトではあるのですけど、普段聞けない彼女からの
罵倒とか、夫婦仲を円満にする上で、マンネリ解消の良いアクセントではないだろうかと。

どうしても専業主婦なので、外の世界とのかかわりが殆どないから、

彼女との生活が単調にはなりがちですけど、
だからこそ、エッチシーンの多彩さが
飽きさせない魅力になるのでしょう。


ただ、せっかくの保母という職業を何故あっさり捨てんたんだか。

一応、子供が生まれたら、その子にかかりきりになるからというのがあるのですが、話の途中で、
保育園から頼まれて教材を作っていたりと、保育園と関わるエピソードや、二人を繋げたようじょが
未だにお隣にいるのだから、そういったことを絡めたエピソードも欲しかったかも。
他のルートがシリアスにならない程度に、職業を通して二人の絆を深める内容があっただけに、
ずっと家にいるというのは、物足りない部分はありましたな。

まぁ、一人くらいは良妻賢母なキャラを入れておきたいというのがあるのでしょうが、
「さすが、愛子ちん」といった部分は見たかった。
エンディングまで一年くらいしかブランクがないのだから、また保育園で園児たちに囲まれるとか、
そこで主人公へ愛の言葉を保育園の人たちを前にして言ってもらうとか、みんなに祝福されて…、
というのを期待していたんでね。

家に帰ると妻が「おかえりなさい」を言ってくれるだけでも大満足なのですけど、
少しだけでも締めのエピソードはあっても良かったなぁ。

変化の見られない流れ作品033
福引で温泉旅行が当たったので、旅を満喫する巨乳さん。最も肝心の温泉でのエッチがないとか、
発注ミスなのでしょうが、こういったエッチだけでない二人で過ごすという部分のシーンもいっぱい
あって、「あぁ、夫婦って特別な仲になるんだなぁ」と、恋人にはない、どんなときも一緒というのを
感じられるのです。二人でスケートとか、一緒に雨に濡れるとか、何気ないシーンにドキッとするのも
素晴らしい。良いシーンを切り取っているなぁと感心させられrます。


一緒に住んで、毎日同じ生活をして、子供を作りたいと思うのは、恋人同士ではなかなか描きにくい
部分です。なにしろ、恋人関係では避妊はしないといけません。恋人同士で「あなたの子供をはらみ
たいのー」とか言われても説得力ないです。

同棲とは違う、これからもずっと、生まれてくる
子供と一緒に居ようというのは、結婚でないと
表現しにくい部分でしょう。


どうしても、他の2ヒロインと比べると、愛子ルートはイマイチというのは確かにあるのですけど、
付き合っているというだけではない、一生添い遂げるようと思えるだけのエピソードはあったと思います。
愛子自身が「いい人」なので、「俺も彼女の献身に応えないとな」と言う気になるのですよ。
個人的には、橘まおで純愛ものというと、ラストのエンディングムービーで全てを持っていかれた、
tone work'sの『銀色、遥か』のベスリー・ローズ・ディズリーを思い出してしまいますけど、
これはこれで、リアルな結婚生活を味わっている感じで良かったです。

ちなみに、この結婚パートでは、一緒に出掛けたり寝室に行ったりと、アイコンが色々出てきます。
確かにゲーム性はあるのですけど、二人でお出かけしてアイテムを拾えるので、一人で出かけるとかの
意味が殆どない。何かしようとはしていても、そこまでシナリオの分岐が出来るわけでもないのだから、
割り切って一本道のシナリオで十分だったなぁ。こちらも、MAP画面選択同様、単なる作業になっていたよ。

変化の見られない流れ作品025
いろいろありますが、いやー良い奥さんでしたよ。これで、ダカーポの『ことり Love Ex P』とかだと、
学園のアイドルを嫁に貰っているのに、主人公がまさかの浮気をしてしまうとかあるけど、この作品だと、
そんなこともなく純愛をはぐくむのでした。この普通な感じがリアルでいい。そして、自信の現実を見て
涙するのでした…。


こうして、二人は一年弱ほど結婚生活をしていく中で、子供を作りたいという気持ちが芽生え、
妊娠する時期を決めて励むことで無事に妊娠が発覚し、幸せの内にエンディングとなるのでした。
なにしろ、このシリーズはアペンドがありますから、これからは妊娠して出産するまでのエピソードが更に
一年を通じて綴られるのでしょう。

今までのシリーズは、一年間を通して描くということはアペンドライフの中だけで表現していたので、
ゲーム本編でここまで長く二人のエピソードを描いたのは珍しいでしょう。
でも、それだけ長く彼女との付き合いを楽しめたので、このGWは(バグに悩まされながらですが)
割といい日々が過ごせたと思います。

『新妻LOVELY×CATION』は、
ゲーム本体は良質なラブゲーです。
ただ、たった一人の自尊心を満足させた結果、
取り返しのつかない惨状になっただけです。



『新妻LOVELY×CATION』OPデモムービー 「幸せなキスを」 霜月はるか
ほんと、システム周り以外は良く出来ているのに、なんで未完成の自社システムを積んだんだか。
敢えて破滅の道を進むのは、生来、どエムな性癖でもあるんかね。


誠に勿体ないですが、オーナー社長の鶴の一声ではどうしょうもない。
(その内、「あれは部下の言われた通りに承認しただけだ。豊洲は豊洲は…」とでも言うのでしょうか。)

『はるかかなた』みたいな外注のシステムではなく、自社システムですから、多分、近いうちに
細かいバグを直して正常にプレイできるでしょう。
ただ、ラブリケーション以外に軸となるコンテンツが思いつかず、今のあかべぇそふとは、
帆柱を失って漂流する船のようになっているようで、心配ではありますな。

『新妻LOVELY×CATION』は、ラブラブの夫婦の絆が素晴らしく、レベル0の癖に彼女を作ろう
という途方もない夢を叶える勇者の姿がかっこよかった、insiderの『LOVELY×CATION1,2』とは、
また違った良さがありました。

過去最高作だった、『LOVELY×CATION2』よりも、絵は良くなっている気がしますし、

シリーズ最終作で原点に戻り、最高のフィナーレ
という感じだっただけに、バグ満載という惨状を
残念に思うのです。



『新妻LOVELY×CATION』を応援しています!




あっ、そういえば、あれだけ彼女が母親を一人残して結婚することへのためらいがあった、
愛子の母親はどこ行ったんだ?

『こいのす☆イチャコライズ』 深町 サチ

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遂に夢にまで見たおちんちんを見て、言葉にならない歓喜の声を上げる我らがサチさん。こんな身長
150cmもない、ちんちくりんの子が作中最大のエロい子だったとは!!他の2ヒロインとは全く
異なる、シナリオとエロの織り成すハーモニーをお楽しみください。


なんかバグ祭りだそうで…。

4月の作品も出揃った中で、最大の話題は『新妻LOVELY×CATION』のバグ祭りでしょう。
そもそもインストールできないことから始まり、ゲーム進行中の強制終了、
しかも、真名を入れているのに、急に主人公のデフォルト名をヒロインが話し出すので、
行為中にいきなり他の男の名前を叫ぶ、まさかのネトラレ仕様。

そして、これだけのクソ仕様なのに、あかべぇそふとの代表は一切謝罪をしない。
あくまでも他人事で「この情報は現場はスタッフも参考になると思います。」と、まずは謝罪と
今後の対応の発表が先だろう。ゲームとしてはいたってまともなのに、たった一人、たった一人の
自尊心を満足させるために未完成のゲームエンジンを搭載した結果の惨状だけに、目も当てられ
ません。

まぁ、あかべぇそふとはオーナー会社ですから、
公約通りに社長は辞任はしないでしょうし、
何事もなく会社は続いていくのでしょうね。


そんなわけで、しばらくブログを更新していなかったツケを今から解消していきます。
なので、先月の作品の中でどうしても書いておきたかったものがあったので、あえて、
一度プレイした旧作をレビューさせていただきます。

前回、『こいのす』の吉野 いちかの事を書きましたが、あれはまだ全部プレイしきっていなかった
時のレビューで、全部クリアした中で、深町 サチルートの出来が余りのも秀逸すぎたので、
これは紹介しておかなければと思い勃った次第です。

koraizu01.jpg
姉に自分の彼氏を紹介するJK、上月 なつめ。なし崩しにどんどんエロくなりイチャラブが続いていく
のは、この作品のコンセプトに忠実で、本来この作品はこの程度の甘々な雰囲気で十分だったのだ。
でも、サチシナリオの伏線を生かしながらのシリアスでありながらも、陰鬱にならず、かつすんごい
エッチという、他のルートとは全く異なる異質さが際立つのでした。


サチルートが凄い。

多分、eRONDO本体のライター駒井 半次郎としては、外注ライターにはないブランドとしての
作家性を出したくなったのだろう。一本くらい真剣勝負したシナリオがあってもいいではないか
というプロとしての意地があったのかもしれない。

とにかく恋人になる過程とか、その後の
困難を乗り切って更に愛が深まる流れは、
抜きゲーではない、まさにフツーのエロゲ。


いや、びっくりした。細かい雑な面はあるのだけど、ちゃんと物語として成立していて面白かったです。
ですが、別に他の2ヒロインルートがダメというわけじゃないのです。
吉野 いちかの「たまたまちゃん、たかいたかーい」とか、上月 なつめの下を全部脱いでくれての
「亀仙人きんたまくら」の逆バージョンをやってくれたりと、恋人だからこその空間というのが非常に
良く出来ていて、想像で記憶の欠落を埋めるしかない、我々の欲望をいたく満足させたのでした。

でも、深町 サチのど変態ぶりは本物であり、あの幼い容姿からは想像もできない高いポテンシャルを
秘めているとか、エロゲヒロインとして最高ではないですか。
以下、なぜサチがこんなにも変態になってしまったのか、その謎を解き明かしてまいりましょう。

koraizu02.jpg
序盤で、この作品最大のクライマックスの登場だ。主人公がサチとこんなエロいことをしたいという
ことで書いていた妄想メモをサチに見られてしまい、一瞬で二人の関係が終わってしまう中での奇跡の
逆転トライ。エロゲらしい華麗なるハットトリックに驚嘆するしかないのである。


主人公、姫野 雅景(名前は変更可能)は、社会人なのに、JCにこだわりのある変態さんです。
従業員2名程度の小さいデザイン事務所に勤める傍ら、家ではJCのコミックを収拾する一途な男
なのです。(きっと魅惑のJC専門誌、「COMIC Juicy」はもちろん、軟式援交部と硬式援交部との
対決が見たかった、昭嶋 しゅんの一連のJC援交作品も収集しているのでしょう。)

しかし、深町 サチの方が、主人公を遥かに
凌ぐ変態さんだったのだ!


サチが通っている塾が始まるまでの時間を潰す場所として、幼馴染だった主人公の部屋に来ていたサチ、
ですが、主人公がよりにもよって、サチたんと、こんなエッチなことががしたいという 妄想メモをサチ
本人に見られてしまい、もう終わりだとばかり、部屋の鍵を閉めてサチを拒絶する主人公に、サチは
「開けてください!」と、それまでの借りてきた猫のようにおとなしかった彼女とは思えないほどの
声を上げて衝撃の告白。

自分も主人公とエッチなことがしたかったと、
告白してきたのでした。


正にエロゲ、エロゲ展開。

なんともスムージーな展開に、これからのエロエロな毎日が繰り広げられるであろうことに、
今から淫らなことに思いを馳せてビクンビクンしてしまうのです。
しかし、一気に挿入に進まないところにライターの妙を感じるのでした。
最初は軽くお尻をポンと叩く程度のフレンドリーな関係から始まり、次第に距離を縮めていくのが、
かえっておあずけ感を嫌が応にも掻き立ててくれて、「いつ、いつ始まるのだ?」と、ドキドキして
性的興奮をさらに高めてくれるのです。

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主人公が、蛍を撮りに海外から来た写真家を案内する中での印象的な一コマ。やはり、告白シーンは
幻想的な場所でするのがいい。思い出に残る最高の場面にしたいではないですか。しかも、なぜ写真家
としたかというと、この場面を写真として残す上でのギミックとしたかったからなのでしょう。
伏線として利用する、このシナリオを書いたライター、駒井氏のプロの技を見たのでした。


そして、蛍が舞う人里離れた岩場の上で、
二人はそれぞれへの想いを確認するのでした。


安易に「私も変態です」宣言から、エッチの連続に行かないのがいいんです。
これでいきなりエロエロな毎日になってしまうと、単なる抜きゲーになってしまう。

やはり、恋愛には思い入れが必要なのです。

単にエロいからでは、風俗嬢と変わらない。この子と、この子と添い遂げたいと思わせるには、
二人だけのエピソードは必須でしょう。「人はエッチだけで生きるにあらず。」心の繋がりが必要
なのです。そういった意味では、「男の人のおちんちんが見たい!」という部分だけではない、

恋する乙女の要素を入れることは、
抜きゲーではない、恋愛シミュレーション
としては重要なことなのですよ。


しかも、サチ自身、最初はホント大人しい感じで、彼女からほとんど喋らず、一方的に主人公が
話しているだけだったのも、実は、自分がエッチなことで頭がいっぱいの変態さんなことを知られる
のが怖かったから大人しくしていたとか、他の2ヒロインが殆ど困難もなく恋人関係になったのと比べて、
最初はそっけなかったのが、次第に距離が近づいて…というのが、この後の展開にワクワクさせられる
部分があって、シナリオの面白さとして格段に良かったですよ。

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AVを見ながら一緒に相互自慰をしてしまうシーン。挿入だけではなく、色々と考えられた恥ずかしい
シチュエーションの数々はいつも感心させられる。恋人同士だからこその関係性と距離の近さという
のを、実によく表していると思いますよ。見る度にうらやましく、かつ、永遠に還らない間違った自身の
人生を儚んで陰鬱な気分になってしまうのだ。でもエロゲは好きだ、それしかないから…。


もっとも、一見するとサチは主人公との恋愛感情というより、男の人のおちんちんが見たいだけの
気がしてしまうのはあります。
勉強中に、わざと消しゴムを落として主人公の短パンの裾からはみ出ているおちんちんを何度も
見に行ってしまい、主人公がサチの視線に気づいて、わざと短パンを下してモロ出しにしたら、
嬉しそうに満面の笑みになってしまうとか、

清純なはずの彼女のエロさに、
恐れおののきましたよ。


それでいて、純情な少女のような顔をしながらも自分の裸は見せずにいるとか、そのひらりと躱す
手練れっぷりは一流のキャバ嬢のようで、いつ、いつサチを抱けるのか、暫くの間、ヤキモキして
飢えたオオカミのような欲望を抱いてしまいましたよ。

だからこそ、一線を越えた時の喜びようと言ったら!!

サチとしては、ちっぱいな自分の体に自信が持てないのと、少しでも主人公の気持ちを自分に引っ
張りたいということから、中々体を許さなかったのですが、一度結ばれると、その(エッチな)
才能を開花して、エロエロ街道を驀進するのです。

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マジカルちんぽかぁ…。キラ付けのために提督とエッチしまくる、みもふの「マジカルちんぽと曙さん」
とかを思い出すなぁ。あのシリーズは、朧編の見られるかギリギリのところで濃厚で積極的なエッチ
をする朧が良かったんだ。特に、秋月に見られて、驚く秋月に「一緒にする?」とのたまう朧の
どスケベなことといったら…。あぁ脱線した。こちらのサチもすっごい積極的に毎日のように乱れ
ますから。いつでもどこでも発情しちゃうんだから、純情そうでも実は好き者というタマランチ
状態です。こんな子がいるとか、エロゲ、エロゲ万歳!


で、そのサチさんは、以前いじめに遭って、それ以降学校の先生も心配するくらい一人ぼっち
でいたのですが、一人でいる間にBLに目覚めてしまい、すっかり男の肉体に憧れを抱きながら
悶々としていたのです。

しかし、

サチのBL好きという間違った性癖を
エロゲらしく主人公の肉棒で黙らせるのが、
清々しくもカッコよかったです。


全く持って、エロゲらしい展開と言いますか、男同士から男女で交わす行為がこんなにも素晴らしく、
自分を変えていくことに繋がるのだと、改めて実感できたのでした。
この、サチのどうしょうもない孤独を主人公が感づいて彼女を変えさせるというのは、一般的なエロゲ
では当たり前のことですが、ちゃんとエロゲらしくエッチで彼女に分からせるというのは中々出来ること
ではないです。この辺のシリアスとエロの塩梅が絶妙で、上手い展開だなぁと思い知るのです。
(例えば、『俺の彼女のウラオモテ』の都宮 なづきルートなんて、突然離れたと思ったら、何事もなく
一年後に戻って来るからなぁ。)

何故、学校の先生が心配するくらい彼女が一人ぼっちなのか、何故最初に出会ったサチがキョドって
いるのか、最初は分からなかった疑問点がシナリオを読み進めていく内に、次第に彼女の内面を知る
ことに繋がり、「あぁ、そうだったか、それでは彼女の心の闇から救出せねばな」的な気持ちになり、
いつのまにかプレイヤーが主人公に共感して一体化するのですよ。
その書き方が物凄く上手い。

でも、ここまでならフツーの萌え抜きエロゲだ。
よくて、『こいなか』止まりだったろうし、良く描けているかな程度でしたけど、

サチルートは仲良くなってからが
本番だったのです。


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あの憧れの、「こんな子とエッチしたいなぁ」と思っていたサチが実はどうしょうもない孤独を
こじらせていたとか、男としてはどうしても処女性といいますか女性に夢をもってしまうのを
打ち砕くダークな展開となってしまうのは、やや強引すぎますけど彼女自身が不幸を表に
出さないことに救われます。決して彼女に不幸な目にはさせないという主人公の情熱にも
ほだされるのです。


急きょサチの母親のスナックが借金を
抱えて破産し、サチと母親は夜逃げ
することに。


ここで、サチの生活も破たんしてしまい、今の学校にも通えなくなり、母親と身を隠すことに
なるのですが、主人公はここでサチの母親と過去に関係のあった主人公の父親と共に彼女ら
一家の借金を返すことに。
このシリアスパートは、主人公が社会人というのが非常によく発揮されたもので、ちゃんと
『働く大人の恋愛事情』しているんだなこれが。

という、どこかの、あかべぇの同タイトル以上に、

社会人として、苦労と努力を重ねて
夢を叶えるというのが良く描かれて
いるのです。


社会人は学生と違い、自分の力で運命を切り開くことが出来るんです。
学生ではどう頑張っても大人の力を借りないと夢を叶えることは難しいですけど、社会人はそれまでに
得た知識と技能、そして働くことで得た人脈で、無理を叶えることが出来るのです。
そういった無理を可能にする、ど根性をここでは見せてくれます。

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見よ、このエロい顔を。二人でいるときはこんな朝の挨拶をしていたのだ。そんな淫らな毎日が突然
なくなってしまったのだから、二人の懊悩ぶりは想像に難くない。でもそれだけの日々を送っていた
からこそ、離れていてもかけがえのない絆があったのだ。


もちろん、会えない中でも二人の恋愛事情は健在で、

サチは主人公がデザインしていた
スーパーのチラシをすべて大事に
ファイリングしていたのでした。


チラシなんて、直ぐに必要なくなるものなので、主人公は随時捨てていたのですが、よりにもよって、
サチはわざわざ、その都度スーパーまで行って主人公が作ったチラシを持ち帰って来ていたのです。
サチがいなくなった部屋でそのファイリングを見つけて涙する主人公にちょっと感動しましたよ。
何も言わずに健気に相手のことを想い続けるというのは、そう簡単に出来ることではないです。

以前プレイした、『不運と幸運と恋占いのタロット』で、ヒロインの女の子が全部同じ柄のタロット
カードを用意しいて、主人公との運命を繋ぎとめようとしていたことに、いたく感動したのですが、
今回も、さりげなく、でも強烈に熱意が伝わるエピソードを混ぜるとか、このシナリオだけ抜きゲー
ではない、硬派なものを感じるのでした。

そして、借金ですが、

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シリアスモードのラストで主人公はプロポーズして結ばれたりするのですが(結婚しない選択も出来るし、
そもそも妹でないようにもできる)、突然の超展開についていけない部分はあるけど、他のヒロインとは
毛色が違うガチのシナリオがあっても良いとは思う。同じ味ばかりでは飽きるから。


主人公が請け負った返済額は500万。これを一年間で返すのですが、とうとうスマホまで解約するほどに
追い詰められながらも、かろうじて一年後に450万まで溜めて、主人公の父親とサチ一家に会うのですが、
残りの負債額はサチがエロ漫画先生として得た収入60万円でカバー。無事にサチ一家は救われて、
一年留年はしたものの、元の学校にサチは通うことが出来たのでした。

こうして、主人公らの努力でサチ一家は
救われて、めでたしめでたしと。


その中で、実は主人公とサチは、同じ父親から生まれていたことが分かり、
実の兄妹同士だったりすることが判明しますけど、「父親が認知しなければ俺たちは他人だ!」
という強引な解釈で乗り切って、主人公はサチにプロポーズするのでした。

ただし、前述しましたが、この実妹の部分は回避も可能です。
このシナリオだけ異様に選択肢が多くて、DNA鑑定をしないことで赤の他人のままにすることも
出来ますし、サチ一家の破産部分もサラッとごまかすことも出来ます。
あまり意味のない選択肢だとは思いますが、サチが真ルートなのか、力の入り方が全然他とは違うのです。

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そんなこんなで、一年ぶりにエッチしたので、サチのアソコもすっかり元の締りを取り戻したのでした。
それにしても、なかなか珍しい絵です。エッチシーンで女の子の顔が見えないとか、たまにはこんな絵も
変わっていてありかもしれませんな。ただ、この後の主人公のケツが下りてくる差分はいらない。
男のケツで彼女の顔が見えなくなるのは大いにマイナスだ。


サチルートは、序盤の彼女が何故孤独でいるのかという謎要素から、実は主人公のことが前から好きで、
この孤独を癒してくれる相手かもしれないと思って、わざわざ主人公の家から近くの塾に通ってみたり、
でも、素直になれないことから、よそよそしい態度を出してしまい、危うく二人の関係が終わりそうな
ところを、とっさに主人公への想いをぶちまけて救われるところとか、サチの感情表現の上手さが
読ませるシナリオとなっているのです。

ただ、

後半のサチ一家を救うパートは展開が
急ぎすぎな気もしますが、何より、
絵が圧倒的に足りない。


サチの母親も主人公の父親もサチ以外のすべてが影絵でしかなく、サチの母親が学校からと偽って
ひと芝居打って電話をかけてきたところとか、あれだけ疎遠だった主人公の父親の底力とか、
和解していく様が全然描写が足りない。いっそのことCGで補完したいくらいでしたよ。
ここまでシリアスの物語を描くのなら、せめて思い入れが出来るように立ち絵を作るべきだった。

良くは書けているのだ。この作品が単純な萌え抜きゲーではない、ちゃんとした物語も書けるんだぞ
という、イーロンドの意地を見た気がしますし、一本だけガチを入れるというコンセプトは悪くない。

だからこそ、絵まで入れ込んだものを期待したかった。エロかイチャラブかというのは、この作品を
作ったイーロンドの三ツ矢新代表も非常に悩んだところみたいで、「どちらかというと、うちはエロ
重視かな」と、キャラ1のトークショーで言っていましたが、サチルートは路線は堅持しながらも、
違う部分も入れ込んで、お客の反応を見てみる、実験的な要素があったのでしょう。

koraizu27.jpg
「タレ目の女はエロい」前回も同じことを言ったが、これは真実である。なのでケロ美先生が
エロ漫画先生になって、主人公が別のエロ漫画の編集になってしまっても、サチの描くおちん
ちんは主人公のを元にしているのだ。他のヒロインズが空想のイチャラブなのに対して、
地に足がついた真実の物語なのが一風変わっていて、良かったのですよ。


一応はサチルート程度のシリアスは成功していると思いますので、次回作も何かひと手間かけて
ほしいと願う次第です。キャラクター1のトークショーは、ほんと行ってよかったです。
なにしろ、「6月まではDLCを作り、後は反応次第ですが、できればクリスマスとか、季節を感じる
イベントを作りたい」とも言ってくれたので、ラブリケーションが崩壊した今となっては、
サービスとしての追加コンテンツに期待しようではないですか。

前回の吉野 いちかの項目で、「何かイメージしてたのとは違う。」と書きましたが、

サチルートみたいなシナリオでしたら、
正にイメージどおりでした。


こういったものが欲しかったのですよ。

フルプライスなら、フルプライスなりの熱の入った物語が読みたかったのです。
正直、他のヒロインのシナリオは確かに素晴らしいイチャラブでしたが、良くてミドルプライスの
内容ですし、1ヒロイン2,000円程度の『アイカギ』でしかなかったのです。
サチルートは、立ち絵のない低予算ぶりに多少不満はあれど、実に読み応えのある内容でしたし、
最後は主人公がキメるというのが、物語の締めとして大へん効果的だったのです。

恋の巣01
今日のイベントで配っていた「こいちゃ」。いいね、こういうの、センスがいいのです。
このお茶も人の紹介で生まれたものらしく、ヒット作を出していくことで、どんどん人脈が
広がっていくのですね。良い傾向です。「おかげさまで、何も考えずに次回作を作れるくらい
売れた」そうなので、良いものを作れば売れていくことを実証している、これからが期待できる
ブランドなのでしょう。(ちなみに、この“お茶”は、3人のが入ったブレンド茶に違いない。)


今日のトークショーで、三ツ矢代表曰く、「今年いっぱいは『こいのすの』の抱き枕とかDLC制作で、
新作は来年夏以降になり、今度は調教も…」とか言っていましたが、確かに新作も期待したいのですが、

一年を通した追加エピソードを作ってくれそうで、
当面は彼女たちとの「恋の巣」を楽しめそうです。


いやー、十数人しかいなかったとはいえ、キャラ1のトークショーは中々見ごたえがありました。
楽曲を歌った4人に来てもらっての話の中で、エロゲの歌ということに相当抵抗感があったのか、
自分の歌がどんな作品に出るのかとHPを見たら、紹介ムービーだけでも照れてしまったそうで、
クリックしまくりで早送りだったことを話していたりと、なんか妙に可愛かったです。

そして、三ツ矢代表が、サチルートのエンディングを歌っている咲桜 百花のことを、「どこかで
見たことあるなぁと思ったら、以前通っていた秋葉原の雀荘で店員やってた子だ!」と言ってたりと、
狭すぎる世界の話に苦笑してしまいました。その後の『こいのす』、『こいなか』を歌ったライブも
良かったし、充実した一日でしたなぁ。そんなわけで、イベントとゲームでエロいパワーを貰い、
明日以降に備えるのでした。

そんなわけで、今日はおしまい。

よいGWを!

こいのす☆イチャコライズ


あっ、あと、タイトル画面にある回想フルコンプは絶対押しちゃいけないぞ。
あれは、いきなりネタバレしてしまう禁断のボタンだ。

『こいのす☆イチャコライズ』 吉野 いちか

こいのす吉野08
歩サラ 、また貴方ですか!最近どの作品を見ても出てきますね。ラジオのあけすけなトークの
人気もあり、それだけ売れているってことでしょうけど、eRONDOみたいに半同人のブランドにも
出てくれるのは、それだけでもブランド的には価値あることでしょう。それにしても、くすはらゆい
とか、秋野花が偽名で出ているのに、なんで彼女だけ普段使いの名前なんだか。


うーん、決して悪くはないけど、
何かイメージしてたのとは違う。


そんなわけで、『こいのす』です。

なかなかに良いイチャラブでしたし、『明日もこの部室(へや)で会いましょう』な、お部屋で
いんぐりもんぐりというのは、部屋のパソコンの前にいるのが普通な我々には、どヒットな
ものでしょう。(※『部室』と違い、『こいのす』は良作!)
何しろ、「恋の巣」ともいうべき淫靡な響きが、なんとも性的欲情を刺激して、かなり楽しめる
のはあります。

ただ、それだけなんだよなぁ。
今まで数々の恋愛萌えゲーをプレイして来た身としては、「フルプライス作品でこれか」というのは
否めません。これでミドルプライスなら、まぁ納得です。シナリオの長さは結構あるし、どの子も
魅力的な性格付けで、攻略ヒロイン3人というのは気にならないですけど、

基本、お部屋限定という事を考えると、
物足りなさがあるのです。


基本的に、このイーロンドのスタッフは旧PULLTOPのリストラ組が中心ですけど、ライター的には
同人がベースなんですよね。つまり、絵的にはそれなりでも、商業作としてのシナリオには慣れて
いない気がします。『アイカギ』みたいな短編ものであればボロが出にくいのです。
ですが、フルプライスの長編ものとして考えると、ヒロイン以外一切、立ち絵どころか声すらないとか、
外でのデートも少なければ、エッチ以外の二人を繋ぐ絆みたいなものが殆ど描かれないというのは、
「ただの抜きゲーに毛が生えたものでは?」という疑念にとって代わるのでした。

もみあげルパンRとかも、この辺が限界なのかなぁ。
イチャラブまでは書けても、その先の未来への部分があまりにも弱い。
一万円以上の価格でのシナリオだと、恋愛から来る“感動”というところまで昇華しないとね。

こいのす吉野20
ただの仔犬なのに、天神乱漫←?で、無垢な女の子が主人公と出会って恋を知り、遂には母として
確固たるものを築き上げていく様に、最後は思わず涙してしまいました。ラブラブでも、最後は
しっかり感動作としてまとめ上げてくる、正に理想の恋愛シミュレーション作品だろう。
(決して、今回の『こいのす』にも、秋野花が出ていることとは関係ない。)
『アマカノ+』 あざらしそふと 2016年12月22日発売


例えば、『こいのす』こと、こいちゃが思ったほどではなかったため、未だに恋愛ものの上位互換と
なっている『アマカノ』なんて、こいちゃ同様ラブラブな世界観でも、細かい部分のデティールに
拘ったおかげで、『こいのす』とは全然違うのです。

『アマカノ』の方は、長野の雪世界という舞台設定のお陰で、作品ならではの独特の雰囲気を作り出し、
ユーザーを普段の生活にはない、非日常へトリップさせるこが出来たのです。どこにでもある街という
平凡さとは訳が違います。
音楽も数々の流麗な音楽を生み出しているPeak A Soul+らしく、雪の街のイメージにがっつり合った
ものにしてきたり、ここぞというクライマックスでかかる楽曲の演出にも唸らせるものがありました。

そして、何より『アマカノ』が素晴らしかったのは、

多くの人と触れ合うことで、人として成長
していくのが、プレイしていて感動に結び
付いたのです。


これが決定的に『こいのす』とは違う。

実は、『ラブリケーション』でも『ピュアコネクト』でも、無意識に人と触れ合うことでキャラクター
の成長を見せていたのです。
人は社会に生きる生き物。人と触れ合っていくことで成長し、社会とつながることで承認欲求を
満足して行くのです。

こいのす吉野05
恋愛至上作品には、ちょっとうるさいので、どうしても厳しい目で見てしまうけど、部分的には
考えられていて感心させられる面もあるのです。こういった立ち絵が背景と同化しているとか、
「まさしくこの部屋に彼女がいるんだ!」という妄想を嫌が応にも掻き立てられ、作品の中に没頭
する非常に大事な要素になるのです。これは良い演出だ。


だからといって、別に登場人物が不幸になるシリアスなんていらないです。
ベースは主人公と女の子2人でいいのですけど、

社会の中で揉まれて困難を二人で乗り越えて
尊敬できる二人になって、より愛を深める
イベントがないと、どうにも締まらない。


この辺の塩梅が難しいのです。

ましてや、この作品のイメージとしてイチャコライズというのがあるので、ついラブラブな毎日が
あれば満足かと思うのでしょうが、「人はパンのみに生きるにあらず」、ラブラブだけでは飽きる
のです。箸休めのギャグもあれば、先が気になるミステリーでも良いのですが、何かラブラブ
以外にもないと、フルプライスとしては難しいところでしょう。

せめて、いちかの喫茶店のマスターに立ち絵があれば…。
あのマスターがオカマなのは、『神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。』の親友とかもそうですけど、
決してヒロインには手を出さない安心感があるからでしょうけど、それだけで終わっているのが、
誠に惜しい。『ラブラブル』の店長みたいに、主人公が道に迷ったときに大人としてそっとアドバイス
をしてくれればなぁ。

あれだったら、マスターを出す意味がないし、いちかの学校の友人とかも正直いらない。
てっきり、いちかが困ったときに手を貸す要員かと思ったけど、声もないモブでは何もできない
ですよね。この主人公と攻略ヒロインとのマンツーマンぶりは完璧で、

攻略ヒロインですら、他のルートでは
顔を出さないという仕様。


ちょっとビビった。ヒロイン同士の掛け合いは、コマーシャルムービー、『こいのす☆ステーション』
くらいでしか見ることが出来ない。本編では一切かかわらないし、話にも上らない。
この単調さがあるおかげで、最近まで一気に攻略しようという気にならなかったのです。

メイ002
単に、イチャラブならこっちの方がいい。極上なグラフィックに、とことんまで愛を語ってくれる。
特に幡上 芽以と松房 英麻の二人は、これでもかと言わんばかりに主人公に愛をささやいてくれるので、
満足感がとても高い。流石は大手ブランドのクロシェット、完成度が半端ない。
『はるるみなもに!』 Clochette 2017年3月24日発売


同じフルプライスでも3月の作品と言えば、『はるるみなもに!』の圧勝なのは、動かしがたい事実
でしょう。舞台設定の巧みさ、高解像度のグラフィック、キャラとの掛け合いの面白さ、平凡な中にも
よく考えられた質の高さは大手メーカーの技を感じるのです。

同じ値段なら、『はるるみなもに!』になってしまう。

『こいのす』は塗りも普通だし、音楽もやや陳腐になってしまい、シナリオも狭い空間での闘いと
なってしまい、箱庭感がどうしても出てしまう。
そこまでの大手メーカーのレベルを期待する方がどうかしていますが、

イチャラブ純愛ものという、あまたの萌えゲーと
同じラインでの勝負となると、やや厳しいと思って
しまうのです。



『こいのす☆イチャコライズ』 オープニング 塩出 美彩希 「こいのす☆イチャコライズ」
なんか、このYOUTUBEのコメントがタイ人ばかりなのですが…。タイでも評判なのか?
あまりにワールドワイドに展開しているのに驚きです。塩出さん本人による振り付け動画も
面白かったですけど、その動画の左側にいたご婦人のふとましさは放送できるレベル
ではないと判断して、こちらの動画とさせていただきました。


そんな、思ったよりもなゲームとなった、『こいのす』ですが、
駄ゲーとまではいきません。それなりに面白かったですし、

リアルな恋人気分は十分楽しめますので、
その一遍だけでもご紹介してみましょう。


なお、タイトル画面にフルコンプという危険なボタンがあるけど、使用するのはあまりお勧め
しません。いきなりエッチシーンだと、キャラへの思い入れがなくなってしまうのです。
でも、早く彼女とのエッチを見たい、
そんな男の欲望のジレンマを突く、まさに禁断のボタンでしょう。

そんなわけで、いざ、ゆかん。いちかが待っている。

こいのす吉野21
名前を入力できるのは、15年くらい前までの音声がつかない作品では割と定番でした。ですが、音声が
つくようになって、シナリオ重視で主人公の自我が必要になって来るにつれて、主人公の名前がデフォルト
でつくようになりました。この手の恋愛至上主義の作品で自分の名前が付けられるのはアリですけど、
実は殆どシナリオには生きてこない。少なくとも姫野 雅景という元からの名前に意味はない。


よし、まずは名前からだ。「俺の、俺だけの彼女と過ごすのだ」という、非常に重要な儀式なのですが、
残念ながら、この作品、

名前をつけても下の名前だけがウインドウに
表示されるだけで、フルネームをつける必要
すらない。


しかも、4文字しか入らないからネタの名前にすらできないとか、何のためにあるのやら。
せっかく、「かばんちゃん」とか入れたくても入らないんですぜ。「かばん」じゃだめなんですよ、
ちゃんまでつけないと。同様に、「サーバルちゃん」とかもダメだ。「君はこいのすのフレンズ
なんだね!」とか言いたかったのに。上記の画像も「機甲猟兵メロウリンク」としたかったのに…。

ましてや、作品のデフォルト名、姫野 雅景とつけるくらいなら、シナリオの中で女の子から、
「姫野さん」と呼ばれたかったよ。これくらいの内容のない話でも作品の中に没入出来るくらいの
中身でしたし、無理してプレイヤーの真名でなくてもハマれるくらいのものはありましたけどね。
毎回、「あなた」呼ばわりでは、やや没入感に欠ける気はしましたよ。
せめて長い名前をつけられるようにしてくれたらね。

という、ことで名前の入力が完了。

こいのす吉野04
吉野さんですが、別に名前に吉野とついているから、最後に桜の木の下で告白というわけでは
ないです。もちろん、枯れない桜ではありませんし、芳乃 さくらも出てきません。ただの偶然です。
そんな吉野さんは、割と早い段階でパンツくらいなら見せてくれます。完全にチョロインさんなん
ですけど、そのイージーさがたまらん。「タレ目の女はエロい」これは真実である。


さて、吉野 いちかです。

いちかというと、 SAGA PLANETSの『キサラギGOLD★STAR 』に出ていた、新田 いちかを思い
出してしまいます。 いちかという名前はありがちかと思っていたのですが、実際にはそんなに
なかったですね。
こちらの吉野さんは、にちかとか出てこない、純朴などこにでも良そうなフツーな女の子なので、
そんなプレーンな部分が魅力なのです。

こういった、

どこにでもいそうな女の子という設定は、
この手の作品では必要なことでしょう。


何もない方がいいのです。優等生とかアイドル、生徒会長、お嬢様とか、そんな属性より、
すぐ隣にいそうな感じというのが重要なのです。「もしかしたら…」という風に思わせることに
意味があります。
もちろん、そんな子なんて現実にはいませんし、いくら喫茶店に通おうが、ピュアな店員から
声をかけられることなんてありえませんが、そこはエロゲ、我々に夢を見させてくれる魔法の
ツールなのです。

主人公は、大学生活の合間に近所の喫茶店で吉野 いちかに出会い、何度か店に通っているうちに
親しくなり、二人は付き合うようになったのでした。
この、いきなり恋人ではなく、何も知らない関係から次第に仲が深まっていくのを描くのは、
それ以降の付き合いを深めることに大いに効果的でした。
キャラクターに対する思い入れを強くする上で、最初の関係を構築するのは大事でしょう。

おかげで、この子を大切に想うことに
繋がるのです。


そんな吉野さんですが、割と緩い子なので、直ぐにエッチする関係にもなりますし、
上記CGのように店でパンツを見せてくれたりと、サービス精神も旺盛なのでした。

そんな彼女は、

こいのす吉野03
上のCGとは順番が前後しますが、付き合う前から風邪で体を拭くついでにパンツまで下してくれる
非常に良く出来たエロゲヒロインらしい女の子なのです。この作品、前作の『こいなか』の時もそう
でしたけど、挿入するまでの会話の長いこと。このシーンもまずは主人公のモノを「顔見せ」程度で
終わってしまう。挿入してからの淫語まみれとかの方がイケると思うのですが、どうでしょう。
(なお、恋人で仲良くなってくると、ウインドウの名前が下の名前になります。)


看病に行った先で、思わず握ってしまう
淫らさを発揮。


そうです、まだるっこしいモジモジしたのはいらないのです。

さらっと、付き合うまでの初々しさを見せてくれればいいのであって、シナリオ寄りではなく、
抜きゲー風味のエロゲなんですから、とんとん拍子でえっちな関係に進まないといけませんな。
そして、清楚の象徴である制服を着たままというのが性的な興奮を高めてくれるのです。
このブランドの一連の作品である、調教主体の『らぶらぼ』とか、『こいなか』ほどではなにしろ、
エッチシーンに関しては「良く分かってらっしゃる」と思うのです。

個人的には、前作『こいなか』のように全裸でお散歩とか、変態的なシチュエーションをもっと
期待していたのですけど、お部屋の中で毎日ラブラブという一点に絞るのであれば、かなり
グレードの高いものを感じます。

「実際の恋人というのは、こんなもんだろうなぁ」
というのを強く感じるのです。


えー毎日やっているんでしょ。「まず服を脱ぎます」というのは、ネタではなく、ほんとのこと
なんでしょ。作中に出てた、リベンジポルノをものともしないスマホでエロ画像を彼氏に送って
しまうとか、みんなやっているんでしょ、みんな…。

くやしいのー、くやしいのー。

でも、そんな我々にも、夢を見させてくれるのがエロゲなのです。
いいではないですか、よそはよそ、うちはうち。あれ?何か涙が出てきたような気がしますが、
そんな現実の彼氏彼女がごく普通にヤッているであろう実体験を、一度付き合って以降は、
これでもかというばかりに見せてくれます。

こいのす吉野14
そう、恋人なら、いくらでも好きなことが出来るんです。普通に寝そべってくつろいでいる彼女の
スカートをまくり上げて、ストッキングとパンツを下して悪戯とか、正にジャパニーズドリーム!
多くの男たちが夢見ながらも遂に果たせなかったことが、簡単に叶えられるのです。別段変わった
世界ではなく、あくまでも日常の中で「こんなラブラブでえっちな毎日を送りたい」そんな理想が
詰まっているのは本当の事です。他のラブリーな作品とはまた違った視点での日常えっちというのは
これまた心のボルテージが上がります。


「黒髪ロングは清楚」というのは全人類の基本中の基本事項でしょうが、このいちかさん、
けっこうなんでも許してくれる感じなので、二人の時はとことんエッチなことをしてくれます。
実際のところ、使いまわしのCGが多いのですが、CGに拘ってエッチシーンが少なくなるなんて、
言語道断ですからね。使いまわしでもエッチシーンを増やして、エロい日々を送って方が良いです。

そもそも、毎日同じ部屋でエッチしているんだから、
同じ絵になるのはやむを得ないと、


そう思いましょう。ほんとのところ、外で歩いている背景とかもあるんですから、お外でとか、
学校とか、色々と試したいことはあるんですけどね。それでも、このいちかの尽くしてくれる感が
素晴らしいので、すっかり彼女の優しさにメロメロになるのでした。
良い子ですよ。徹底して彼氏のために頑張ってくれるし、両親が旅行か何かで年始以降しばらくいない
となると、即座に主人公の家に来てくれて、すっかり同棲状態になるとか、正に「恋の巣」でしたよ。

そして、この吉野 いちかさん、

こいのす吉野13
授乳手コキというのは、良く出来たもので、おっぱいと性的快感を同時に楽しめるという、
お得なプレイで、多くのエロゲで採用されているのはご存知の事でしょう。そして、雄々しく
そそり立ったモノに関してもそうですけど、全体的にモザイク薄めなのも高ポイントです。


年下なのに、お姉さんプレイをしてくれて
甘えさせてくれるところが凄く良い。


この甘えっぷりが、凄く萌えるのです。彼女なりに彼のために尽くしたいという想いが伝わって
くるようで、彼女らしい優しさに惚れるのです。一貫してエッチの時だけは甘えさせ上手な、
お姉さんという雰囲気が彼女のプレイ姿勢なのです。このため、普段の大人しい彼女とのギャップ
があって、そこに堕ちていくのでした。

全身で主人公のことを愛してくれ、何でもしてくれる。男の理想のような聖女なのですよ。
他の妹属性やツンデレというのも決して悪くないのですけど、センターヒロインというのは
伊達じゃないのです。

あとは、下着のバリエーションが一種類しかないとか、とても残念なところはありますが、
特に何も起こらない中での、ごく当たり前の日常というのも悪くないのです。

この記事の前半部分で、「思ったよりも…」とは言っていますが、名前を変えてもグラッセは
やっぱりグラッセだった、『甘夏アドゥレセンス』とかと比べると天と地ほどの差がありますし、
割りばしの袋を頭飾りに付けている『神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。』とかの凡庸さと
比べても段違いです。
絵だけ良くても全体的に暗く、意識高い系でユーザーのことなどそっちのけだった、『トリノライン』
なんか問題外の外の果ての彼方なのです。

恋人としての当たり前の生活というものを
リアルに描いているというのは間違いないです。


なんか、幸せすぎて泣けて来るけど、現実など振り返らずに、ただ画面の中に没頭していけば、
それでいいのですよね。画面の外の世界など所詮虚構、見なければいいのです。

こいのす吉野17
桜ってもう少し後に咲くものな気がしますけど、南の方は開花が早いのかな。『こいのす』自体、
特に聖地があるわけではないのですが、はやり背景が綺麗だと見栄えがしますな。この三か月
ばかりで、すっかり淫らな子に開発されてしまいました。フツーの店員が、更にフツーの彼女に
クラスチェンジですよ!


こうして、年末年始を幸せに過ごし、いちかも高校を卒業することに。
卒業式の日に主人公は自身の入学式の時に来ていたスーツを引っ張りだして、卒業式を終えた
彼女に会い、これからもよろしくと指輪を渡して終了。

特に伏線もなく、突然エンディングに
なってしまいますが、お腹一杯の愛溢れる
日々は大いに満足でした。


もう少し、伏線と言いますか、何かこれからのことに繋がる感動する言葉で締めてほしいとは
思いますけど、かえって朴訥なところがリアルといえばそうでしょうか。

どれほど貴方を大切に想っているか、そんな愛の言葉をここぞという時に聞きたかったのはあります。
お互いにです。エッチだけでは縁カウントはリセットしないことは、『神ヤバ』で十分学んだはず。
最後は指輪で正しいのですが、SMEEの作品とかやっていると、告白の言葉にものすごく気をつかって
いるのを考えると、ライターの全力をここで発揮するべきだったかもしれません。やや軽い表現なのは、
現実ではそうかもですけど、創作なのですからストレートで情熱あるものであってほしいのよ。

自分だったら、マスターとか高校の友人とかここで使いますし、それまでの伏線として、
大学の友人とかもシナリオに盛り込んで、仲間からの祝福で盛り上げますがね。
なにしろ、フルプライスですから予算はあるはず…でしょ。
そんなわけで、ややもすると、もう少しグレードを上げてほしい部分はあれど、概ね満足の行く
『恋色空模様』で、未来の二人はこれからも安泰なのでした。

こいのす吉野15
そういえば、前作『こいなか』の時は、ウインドウ画面の名前が明朝体でフルネームなのが、作品の
ほんわかとした世界観とは異質に映ってしまい、違和感ありまくりでしたけど、今回は自然な感じで
良いでしょう。ただ、どうせならメッセージウインドウの左端の縦ラインが、射精カウンターなら
もっと良かった。一部、男のケツが移り込んでしまう痛恨のCGはありましたが、構図は結構好きです。


ここのスタッフ曰く「いいものを作れば売れる」ということを、前作『こいなか』のヒットで
知ったそうで、今作も丁寧に作られていて、少なくとも不快になる要素がないのにプロ
の技を感じたのです。
もちろん、前述しましたが省力化が目立ってしまい、多くのフルプライス作品と比べても
品質の面で劣るのはあります。ですが、安定して可愛らしいキャラクターといい、

プレイしていく内に間違いなく恋をしてしまう
愛らしさは絶品ですし、細かい部分を抜きに
しても、恋愛作品としては成功と呼べるでしょう。


『こいなか』は、奇跡のアニメ化を果たしましたが、こちら『こいのす』もエロアニメ化しやすい
素材でしょう。なにしろ、一話完結に近いシナリオで、どこから切ってもいいのですから。
何回かエッチシーンをねちっこく入れるだけで、簡単にエロアニメの完成です。
ありそうな世界観の中で、ありそうな女の子との恋人としての生活…。
うん、何も考えずに素直に『こいのす』の世界を楽しむのが正しい作法ですな。
他の作品のことなど考えてはいけない。

簡単だ。

毎日、ほんのちょっと外に出るだけでいい。
そうしていれば、お隣にJKが姉の代わりにとか言って、引っ越して来るんでしょ。
追加コンテンツも残っているし、もう少し彼女たちとの日々を大切にしていこうではないか。

それなー、簡単だ。

こいのす☆イチャコライズ

プロフィール

体はエロゲでできている

Author:体はエロゲでできている
血潮はロリで、心はヲタ
幾たびかの地雷を踏み超えて不敗
その体は、きっと無限のエロゲで出来ていた
I am the bone of my eroge.
Ota is my body, and lori is my blood.
I have created over a thousand kusoge.
My whole life was “unlimited hentai game”.

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